二百六十八発目
2007年8月10日さて、今宵もまた暑い夜がやってきたようで
暑すぎて寝付けない方、ただたんに睡魔に襲われない方
どなたでも結構です
ちょっとした昔話・・・聞いていきません?
あれは、20年前のこと・・・
---9月
九州のとある県に一人の男の子が産まれました
その子は名を定められ、両親、姉兄からこの上ない祝福を浴びたそうな
誕生から2年
その子は公園で遊んでいたときに、動いていたブランコに突っ込んでいき、耳を切ったそうな
そこから3年
鏡ばかりが並ぶ迷宮「ミラーハウス」に入り、出られなくなったその子は鏡に頭を打ち付けて、ようやく出てきたときは頭が血だらけになっていたそうな
その子の初恋は幼稚園、まさに上に記した出来事が起きた年と同じ歳
お相手は同じクラスのYちゃん
ちなみにファーストキスの相手でもあったりするらしい
Yちゃんは幼稚園を卒園すると同時にどこか遠くへ行ってしまったそうな
その翌年、小学校入学
これといって特に面白いこともなく、ただただ必死に小学生を満喫していたであろう
4年生の頃、友達が乗った自転車が真ん前から突っ込んできて、それに轢かれたその子は頭から転倒・・・
後頭部はパックリ割れて出血
翌日は運動会、頭に包帯を巻いて参加
三ツ矢サイダーを飲みながらピースをしている包帯の男の子が写った写真は九州の地元にあるそうな・・・
5年生の頃、危ないことをして先生に怒られる
上履きはガムテープで取れると思っていたらしい
6年生、再び恋に目覚める
お相手は同じクラスのTちゃん
小学生の恋というのは実に面白いもので
女子の側には少なからず数人、取り巻きが付く
男の子は大変驚いたそうな
クリスマス会に誘われたり、ただ道を歩いていただけで必死に追いかけられたり、バレンタインデーには家の前に小学生の女の子が5〜6人「ドアを開けろ」と騒いでいた、なんてことがあったらしい
そんな時代もあっという間に過ぎ去り、男の子は中学生になった
誕生してから12年
ブカブカの学ランを着たその子は入学当時、母親よりも小さかったとか
その身長は132?弱
この身長が大きな変化を表すのは3年後のことである
男の子は部活に入ろうと思っていた
入る部活はそれなりに決まっていた
ブ ラ ス バ ン ド 部
数年前に姉の高校の吹奏楽の定期演奏会を見に行ったとき、どうやら感銘を受けたようだ
多くの女子部員の中で一人で頑張る男子部員、姉から名前をM先輩と聞いた
メガネをかけた爽やかな先輩だったらしい
そのM先輩のようになりたい、と思ったのだろう
校門の前に並べられたテーブルに貼られた紙には、部活の名前が書かれており 少年は少し戸惑いながらも「ブラスバンド部」の前に立った
「あのー、入部希望なんですけど」
「あー、はいはい 男の子一人だけど、いい?」
「はい(適当」
入 部 決 定
この後卒業までブラスバンド一筋で頑張ったそうな
その中で芽生えた恋心の相手に、想いを告げることもせずに・・・
高校に入学後、しばらくは席が近かった友達とよく遊んでいた
この「友達」が後にあのようなことになるとは、思いもよらなかった・・・
1年生の1学期、中間テスト期間中は初めて学校帰りに都会に寄り道をして帰ったりしていた
さすがに親に注意されたときに反省したそうな
その後はヨット部に入部
なんの脈絡もない、ただ勧誘されて断れなかっただけで
夏休み近くから、翌年の1月頃まで在籍
ちなみに、ヨット部に入ってからは急激に身長が伸び、高校入学当時150?あるかないかだった身長は一気に170?まで伸びたそうな
高校では恋をすることがなかったらしい
男女比9:1のこの高校では出会いがなかったと言っても過言ではないということだ
そしてなんの感慨も無く専門学校へと入学した
人生18年目、正直成功するか失敗するかの分かれ道
入学式・・・高校の頃同じクラスだった友達は、ここでも同じクラスだった 正直ホッとしたと言う
内1人は夏休み頃に突如姿を消すらしいのだが・・・
なにはともあれ「友達の友達」というネットワークが広がりに広がって多数の友達が出来たそうな
専門での恋と言えば数えるだけでも数個ある
ここではあえて語らないでおこう、後が恐い
20歳へと成長した男の子はもはや子ではなかった
青年へと進化を遂げ、東京へと繰り出した
上京して2週間余りで出来た彼女に1ヶ月で別れを告げ、それなりに楽しくやっているそうだ
めでたし めでたし
暑すぎて寝付けない方、ただたんに睡魔に襲われない方
どなたでも結構です
ちょっとした昔話・・・聞いていきません?
あれは、20年前のこと・・・
---9月
九州のとある県に一人の男の子が産まれました
その子は名を定められ、両親、姉兄からこの上ない祝福を浴びたそうな
誕生から2年
その子は公園で遊んでいたときに、動いていたブランコに突っ込んでいき、耳を切ったそうな
そこから3年
鏡ばかりが並ぶ迷宮「ミラーハウス」に入り、出られなくなったその子は鏡に頭を打ち付けて、ようやく出てきたときは頭が血だらけになっていたそうな
その子の初恋は幼稚園、まさに上に記した出来事が起きた年と同じ歳
お相手は同じクラスのYちゃん
ちなみにファーストキスの相手でもあったりするらしい
Yちゃんは幼稚園を卒園すると同時にどこか遠くへ行ってしまったそうな
その翌年、小学校入学
これといって特に面白いこともなく、ただただ必死に小学生を満喫していたであろう
4年生の頃、友達が乗った自転車が真ん前から突っ込んできて、それに轢かれたその子は頭から転倒・・・
後頭部はパックリ割れて出血
翌日は運動会、頭に包帯を巻いて参加
三ツ矢サイダーを飲みながらピースをしている包帯の男の子が写った写真は九州の地元にあるそうな・・・
5年生の頃、危ないことをして先生に怒られる
上履きはガムテープで取れると思っていたらしい
6年生、再び恋に目覚める
お相手は同じクラスのTちゃん
小学生の恋というのは実に面白いもので
女子の側には少なからず数人、取り巻きが付く
男の子は大変驚いたそうな
クリスマス会に誘われたり、ただ道を歩いていただけで必死に追いかけられたり、バレンタインデーには家の前に小学生の女の子が5〜6人「ドアを開けろ」と騒いでいた、なんてことがあったらしい
そんな時代もあっという間に過ぎ去り、男の子は中学生になった
誕生してから12年
ブカブカの学ランを着たその子は入学当時、母親よりも小さかったとか
その身長は132?弱
この身長が大きな変化を表すのは3年後のことである
男の子は部活に入ろうと思っていた
入る部活はそれなりに決まっていた
ブ ラ ス バ ン ド 部
数年前に姉の高校の吹奏楽の定期演奏会を見に行ったとき、どうやら感銘を受けたようだ
多くの女子部員の中で一人で頑張る男子部員、姉から名前をM先輩と聞いた
メガネをかけた爽やかな先輩だったらしい
そのM先輩のようになりたい、と思ったのだろう
校門の前に並べられたテーブルに貼られた紙には、部活の名前が書かれており 少年は少し戸惑いながらも「ブラスバンド部」の前に立った
「あのー、入部希望なんですけど」
「あー、はいはい 男の子一人だけど、いい?」
「はい(適当」
入 部 決 定
この後卒業までブラスバンド一筋で頑張ったそうな
その中で芽生えた恋心の相手に、想いを告げることもせずに・・・
高校に入学後、しばらくは席が近かった友達とよく遊んでいた
この「友達」が後にあのようなことになるとは、思いもよらなかった・・・
1年生の1学期、中間テスト期間中は初めて学校帰りに都会に寄り道をして帰ったりしていた
さすがに親に注意されたときに反省したそうな
その後はヨット部に入部
なんの脈絡もない、ただ勧誘されて断れなかっただけで
夏休み近くから、翌年の1月頃まで在籍
ちなみに、ヨット部に入ってからは急激に身長が伸び、高校入学当時150?あるかないかだった身長は一気に170?まで伸びたそうな
高校では恋をすることがなかったらしい
男女比9:1のこの高校では出会いがなかったと言っても過言ではないということだ
そしてなんの感慨も無く専門学校へと入学した
人生18年目、正直成功するか失敗するかの分かれ道
入学式・・・高校の頃同じクラスだった友達は、ここでも同じクラスだった 正直ホッとしたと言う
内1人は夏休み頃に突如姿を消すらしいのだが・・・
なにはともあれ「友達の友達」というネットワークが広がりに広がって多数の友達が出来たそうな
専門での恋と言えば数えるだけでも数個ある
ここではあえて語らないでおこう、後が恐い
20歳へと成長した男の子はもはや子ではなかった
青年へと進化を遂げ、東京へと繰り出した
上京して2週間余りで出来た彼女に1ヶ月で別れを告げ、それなりに楽しくやっているそうだ
めでたし めでたし
コメント