三百七十五発目

2008年6月25日 連載
ゆっくり、ゆっくりと歩を進め入り口へと近づいていく

2,3段しかない階段を上り自動ドアを2枚くぐる

・・・おかしい、何かがおかしい

無意識の内に立ち止まってふと考える

警備員がいない・・・?

いつも、建物に入る際には入館証というものを提示する

それがないと入れないからだ

しかし、それを見せる相手がいない

警備員がいない会社なんて

どうぞご自由に情報をお盗り下さいと言っているようなものだ

ぼんやりと立ち尽くしていたが、ふと周りを見回してみた

・・・誰もいない、人の気配がしない

これはさすがにおかしいと思い、1階を駆け回った

「誰か、誰かいないんですか?!」そう叫びながら

当然、返事はなかった

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